手形・小切手安全活用マニュアル
手形は商売上の決済手段として欠かせないものです。
特に近年の景気の低迷化で資金繰りの方法として
今まで手形を振り出していなかった企業でも手形を振り出す企業も増えています。
自社では手形を振り出さなかったとしても取引先から
売り上げの回収時に受けることもあります。
このように手形を取り扱う機会は増えているにも関わらず
手形に関してのリスクや上手に資金繰りに活用できる
詳しい知識を持っている人は少ないのが実情です。
そのような経営者や経理担当者にぜひ、読んで欲しいのがこの一冊です。
この書籍を読んで、すごく親切だなと感じたのは「はじめに」の章で
●経営者は第12章から目を通し、次に第3章〜〜
●経理担当者は第1〜2部から読み、各自の経験に照らして実践知識を確認する。
小切手の実務は末巻第11章に別途まとめ
●営業担当者は第1部で基礎的知識を身につけ、第3部や第12章を読む
と各ポジションによって効率的な読み方が指示されていることです。
経営の悪化から仕方なく手形を振り出したり、手形割引で資金調達をする
中小企業の経営者も多いでしょう。
そのような際にも手形の知識や銀行以外の手形割引業者の選び方などを
知っておけばかなりのリスクヘッジになることは間違いありません。
手形・小切手安全活用マニュアルの概要
●第1部 今さら聞けない基礎知識編
・序章 手形取引、大丈夫? 手形は「未来の自分」への「借金」です
1.はじめての手形取引−ある社長の憂鬱
第1章 手形・小切手の基本的な性質と特徴
第2章 手形・小切手を振り出す準備と方法
●第2部 繰り返し読みたい実務知識編
第3章 手形裏書譲渡の方法とメリットやリスクを知ろう
第4章 手形の振出を受けたときの対応
第5章 受け取った手形を資金繰りに役立てる
●第3部 さまざまなケースと危機管理編
第6章 手形決済のしくみと不渡りについて知ろう
第7章 融通手形などのリスクと対処法について知ろう
第8章 手形・小切手の時効について知ろう
第9章 手形のジャンプを上手に使おう
第10章 手形・小切手 盗難紛失対応マニュアル
●第4部 まとめと補遺
第11章 小切手の実務知識と取扱マニュアル
第12章 経営者に贈る手形取引心得 全七ヶ条
●巻末資料
●コラム一覧
内容は、章ごとにさらに細かい見出しがあって詳しく書かれています。
経営者に特に読んで欲しいのは次の章です。
第5章 受け取った手形を資金繰りに役立てる
1.活用法その1 手形割引で早めに資金化
2.活用法その2 借入金の担保にする
3.活用法その3 回し手形で債務の支払
4.活用法その4 支払期日どおりに回収
5.手形貸付のシステムとメリット
確かに手形取引にはリスクを伴いますが、そのリスクを理解して
上手に資金繰りに活用できるのも経営者としての大切な技量ではないでしょうか。
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